外海府はブラジル

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9月最後の土曜日久しぶりに子供達と外海府巡りをしてきました.

お天気良好,ドライブ日和です.関岬を越え坂道を上りながら後ろを振り返ると“絶景かな絶景かな”とその時蘇ったあの言葉.ベーシストの櫻井哲夫さんが言った一言「佐渡の外海府はブラジルに似てるよね」

私も思わず叫んだのであります.「ワオー!まるでブラジル」

隣で運転しているダンナがぼそり「あなたブラジル行ったことありましたっけ?」そうです私はブラジルへは行ったことがありません.

そんなこと気にしない気にしないと言っている間に海府大橋に到着.この写真は海府大橋から撮影したものです.今年6才になる次男坊は私に似たのか大変慎重なため「橋を渡る時は真ん中を渡らなきゃダメだー」と申ししっかりしがみついておりました.確かに端で遠く海を眺めていると吸い込まれそうになり,ダイブ癖のある方は注意した方がいいかもしれません.

ジョイント演奏会

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9月29日長岡より琴美音会 [kotomine_kai] 様に御来館頂きました.

ホテルの前にバスが到着するなり,皆様スゴイお荷物,そうでした,今晩は当ホテルにて演奏会が開かれるのでした.

夕食も済みそろそろ演奏会の始まりです.とそこへいらしたのは,陶芸家であり,オカリナを創り演奏もなさっている城南窯の池田脩二様ご夫妻です.琴美音会で大正琴やギター,ウクレレの指導をしてらっしゃる畑山様と池田様とは旧知の仲とのこと,そうしたご縁で,昼には城南窯でオカリナコンサートが催されそのお返しにと池田様ご夫妻が招待されたとのことです.

さてさて,演奏会の始まり始まりであります.皆さん大変真剣に楽器に向かってらっしゃいました.楽曲は童謡有り懐かしの演歌有り思わず一緒に口ずさんでしまった「瀬戸の花嫁」有り,そして女将さん一曲どうですかと佐渡おけさを演奏してくっださったりと本当にバラエティーに富んでおり楽しい一時を過ごさせて頂きました.

圧巻は「月の砂漠」の演奏半ばでしょうか,それまで聞いていらした池田さんがすくっと立ち上がり突然オカリナを吹き始めたのです.演奏してらっしゃる皆様からも「オーウ」と感嘆の声が上がりました.かくしてこの日の演奏会は大正琴,ウクレレ,ギター,フルート、歌そしてオカリナのジョイントコンサートとなったのであります.本当に楽しく,気持ちの良い一時を過ごすことができ感謝でございます.音楽っていいものだなーとつくづく感じた夕べでした.

若女将交友録その5・三浦小平二様

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10月1日まで新潟三越デパートにて『人間国宝三浦小平二作陶展』が開催されておりました.残念ながら私は見に行くことはできなかったのですが,9月28日に新潟のホテルでパーティーが開かれ,その後生まれ故郷の佐渡へいらして下さいました.6年ぶりの御来館です.

作品はもちろんのこと,三浦様ご夫妻のお人柄がこれまた素敵で,お話しできることを楽しみにしておりました.快く写真にまで収まって下さり,本当に有り難うございました.

[追記:2006/10/06]
10月3日未明,三浦小平二様がご逝去されました.今回の里帰りは「佐渡へのお別れ」においで下さったのだと思いました.三浦先生,今まで本当に有り難うございました.天国で安らかにおやすみ下さい.謹んでご冥福をお祈りいたします.
[各紙訃報記事]
朝日新聞
毎日新聞
読売新聞
産経新聞
日本経済新聞
新潟日報
[ホテル吾妻サイト内の関連リンク]
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佐渡観光シンポジウム

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9月25日,佐渡のホテルにて国土交通省総合観光政策審議官・柴田耕介様をお迎えして観光シンポジウムが開催されました.

 

その中で審議官はこうおっしゃっておりました.「今日のお昼,佐渡金山世界遺産登録運動に励んでいる相川小学校6年生の女の子達からこんな言葉を聞きました.『発信・環境・夢』これは正に我々が今進めている観光政策の基本と一緒の考え方です.」と先ずは嬉しい一言を頂き,続いては北陸信越運輸局長・有馬一馬様のお話を伺いました.

“ビジット・ジャパン.キャンぺーン”に関するスライドの中に台湾観光親善大使である林志玲(リン・チーリン)さんの姿を見つけ,懐かしく2年前の冬を思い出しました.林さんは台湾で大変人気のある女優さんとお伺いしておりました.そして台湾は温暖で雪が珍しいとのことで,早朝当館の庭先にある貸切露天風呂に入っての撮影… 浴衣姿で雪の中ふるえながら頑張っている姿を拝見し,何処もプロとはスゴイものだと感心したものであります.

佐渡も少しづつではありますが外国からのお客様も増えております.ある夏の日の出来事です.お友達が佐和田ビーチで浜茶屋を開いていたので,そこへ遊びに行っていた時のことです.一人の外国人がいらしたので,“どちらからですか?”と尋ねましたところ“イギリスから来て日本全国を1ヶ月かけて回っている”とのこと.その中で何となくふらっと立ち寄ったのが佐渡だそうです.ところが来てみるととても居やすく,つい旅行の日程を変更し二週間佐渡に居ることにしたとのことでした.そこで“日本で1番印象に残っているところは?”と質問しましたら,彼はニコッと笑って“もちろん佐渡だよ”と答えてくれました(ところで,観光シンポジウムはどこへ行ってしまったのでしょうか?激しい脱線失礼致しました).

続いては実際に佐渡で暮らし佐渡のことを考え実践していらっしゃるお二人からお話を伺いました.

鼓童文化財団事務局長菅野敦司様のお話からは,これからの佐渡の進んでいく方向の一つが示されたような気が致しました.現在建設中の『佐渡太鼓体験交流館』は佐渡の芸能文化を知って頂くためには最適な場所になりそうです.修学旅行に限らず“企業研修,大学の合宿,外国人向け伝統文化体験”等々あらゆる事が考えられ面白くなりそうです,佐渡ヶ島.

最後に循環の島研究室代表十文字修様から電動自転車のお話を伺いました.佐渡の一周道路は210Km.佐渡へいらしたことがある方はご存じと思いますが,島とはいえ大変広いのであります.ところが島内の公共交通が少なく,御来島頂いたお客様には大変ご不便をお掛けしているのです.そこで今回の電動アシスト自転車による社会実験になったとのこと.排気ガスを出さずゆっくりと佐渡観光が楽しめるとあってはこの島にぴったり,早速私も乗ってみなければ!

と大変楽しく拝聴しましたシンポジウムも終了し,何となく自分なりに考えていた“佐渡のかたち”がおぼろげながら見えてきた気が致しました.

こんなん撮れました

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“今日はいける”とカメラをもって思わず庭へ走り出ました.お客様も一緒に走ります.素敵な夕陽が撮れました.

 

秋の夕陽は黄金色に染まり沈んでゆきます.夕陽鑑賞には最適な季節になってまいりました.

夕陽がジュッの瞬間(ご宴会の時お客様に夕陽が水平線に沈む時ジュッと音がするのですといい加減な御説明をしていますが)が本当によく撮れた我ながら会心のショットであります.

皆様もこんな素敵な夕陽をご覧にいらして下さいませ.