続・瀬戸内寂聴様御来島 ~秘すれば花~ 4年の歳月を経て『珠玉の世阿弥小説』遂に成る!

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2005年9月以来のお目もじでございます.また,こうしてお会いできるとは,本当に感激でございます.今回は『秘花』出版記念公演の為の御来島でした.

思えば私のブログは,2005年6月の“瀬戸内寂聴様御来島”から始まったのであります.2年前と変わらずとてもお元気で,可愛らしく心がホッと致しました.お会いするだけで,気持ちが和らぐのはなぜなんでしょうか?

佐渡に生まれ育ちながら『世阿弥』に関してはほとんど知識を持たず過ごしておりました.ただ,学生時代に山崎正和著『世阿弥』を読み,その時はまだ20代だったと思いますが,その時なりの感覚で印象に残った本の一つでした.うろ覚えですが,山崎さんの『世阿弥』は義満と世阿弥の関係を光と影と表現し,世阿弥が佐渡へ配流されるまでを著していたと記憶しております.

『秘花』は世阿弥の晩年に焦点を当てており,世阿弥の佐渡での生活が語られ,とても興味深い物語でした.佐渡人としてはなじみの深い場所も登場し,また佐渡人が生き生きと生活していた様子も窺え,本当に楽しく拝読させていただきました.

2007_0624_1906_14_1↑(日中は小雨まじりだった佐渡地方,仏に通じたのか,なんと夕陽が!)

前回もそうでしたが,今回も見事な夕陽が広がりました.
寂聴様曰く「言ったでしょ,私が来ると必ず晴れるの」
お見事

2007_0624_1908_56_2↑(暫し談笑)

先生一言「新しい仲居でございます」皆様どっと笑が起こりました.
本当に何って茶目っ気のあるお方なのでしょうか.

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