夏の終わり,雨降りの六本木.この日は,カシオペアの野呂一生さんと櫻井哲夫さんが久しぶりのコラボレーション.その名も【ペガサス】.
Stevie Wonderの『Isn’t She Lovely』で始まり,中盤は懐かしのカシオペア集.皆さん大いに盛り上がり,うっとりと聴き入っておりました.
実は私,『スイート・べイジル』のようなライブハウスは余りなじみが無く,どちらかというと“渋谷ジャンジャン”のような雰囲気になじみが深いのであります.
もう今はない“ジャンジャン”でありますが,下り階段の壁にもたれ一人本を読んだり,その日の演目のパンフレットを見たりしながら開演を待ったものでした.
ワタシにとっての初“ジャンジャン”は,当時,毎週金曜に上演されていた中村伸郎さんの『授業』であります.公園通りを通る度に“いつ入ろういつ入ろう”とおそるおそる狭い階段を下りて行った自分の姿を鮮明に覚えております.
今から20数年前の若かった己の姿であります.
今はお二人と並んでとっても幸せそうなワタシの姿がここにありました.
☆Pegasus (Issei Noro&Tetsuo Sakurai) – Take Me