現在佐渡奉行所が復元されている「広間が丘」には数年前あっいや数十年前あっいや何年前?に私が通っていた中学校が建っておりました.
その斜向かいにある,かつて裁判所だった煉瓦塀に囲まれた木造平屋建ての建物の中には,男子中学生が心身を鍛えていた柔道場があり,卓球部が練習に勤しんだ卓球場がありました.
不思議なもので,江戸時代には奉行所,明治になって学校へと姿を変え,平成に入ってまた再び奉行所に姿を戻したのです.
そして江戸の終焉ととともに奉行所の代わりに建てられた裁判所は,昭和の時代には生徒たちの鍛錬の場となり,現在は「佐渡版画村美術館」としてその姿をとどめております.
そんな版画村では,島人たちが数十人で佐渡の大版画を完成させたと聞きこのたび見学に行って参りました.
制作者たちの思いが一杯詰まった作品を皆様も間近でご覧戴けましたら幸いでございます.
これが正面入り口に咲く椿です.
こちらが順路を回り終わると裏庭に通じる出口です.煉瓦塀に沿うように椿の花が咲き誇っております.
子供はこちらにまっしぐら.私も調子に乗って“こぎますこぎます”
【地図】