世界遺産登録に向けて ~佐渡金山の“道遊坑”が公開されました~

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4月より佐渡金山の“道遊坑”が公開されまして,わたくしも早速行って参りました.

坑内へ入りますとそこには不思議な空間が広がります.歩きながらタイムスリップ・トンネルへ迷い込んだような,何とも面白い空気が流れております.

そこへ現れるのが,その昔金鉱を山積みにしトンネルを走り抜けていたトロッコです.金鉱はそのトロッコに積まれトンネルを抜け,地上を走り海岸まで運ばれていたそうです.

祖父は海岸を散歩しつつ,いつも鉱石を拾い集めておりました.金の含有が微量な鉱石は海岸に残されていたとか.その鉱石は今何処へ? どうやら芸者さん達にあげていたとかいないとか

といった話を思い出しながら坑道を歩くこと5,6分.「トンネルを抜けるとそこは春爛漫であった」道遊の割戸を背に桜の花が見事に咲き誇っておりました.

タイムスリップはトンネルを抜けてからもまだ続きます.近代になってからもまだ活躍し続けた機械が陳列されております.

【宗太夫坑】と【道遊坑】とを併せて見学しますと,江戸時代から昭和までを一時間で走り抜けたような,何とも不思議体験ができます.皆様も是非タイムスリップしにいらしてくださいませ.

SANYO DIGITAL CAMERA↑(道遊坑のトロッコ!)

道遊坑に展示されているトロッコ.平成元年まで使われていたそうです.

SANYO DIGITAL CAMERA↑(工作工場!)

オイルの匂いやらなにやらで機械好きには堪らないかも知れません.

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