石名(いしな)の天然杉の名付け親になりませんか

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ひょんなことから只今整備真っ只中の県有林を県職の方々と見に行くことになりました.

“えっ,行ってもいいんですか?”
“もちろんいいよ.すぐきったねえ格好に着替えてきて!長靴もね”
と言われ,きったねえ格好は何パターンも持っているのですが,長靴が一つもないことに気付き,普通のシューズで臨んだところ,やはりそれでは無理とのこと.

サイズを聞かれ,小さな声で,
“23,5”
と間抜けな小足を披露してしまい何とも気恥ずかしかった私です.最近の若者足大きいですよね.

で,にわかトレッカーのできあがり.誰のおかげか小春日和のよいお天気にもなりました.さぁ,いざ出発なのだぁー!

真っ青な海,晴れ渡った空を眺めつつ,いきなり道路の真ん中に駐車し用事を足してるおばちゃんの車を追い越し,何故か前に一台も車がいないのに時速20kmで走る軽トラを追い越し,ディス・イズ・佐渡の道路とか思い乍ら,石名・和木林道を進み,登山口へ到着です.

この夏から整備を始めたそうですが,木端を敷きつめた小道は歩きやすく,階段も木材を使用するなど,出来るだけ自然を生かしての整備となっておりました.

見晴台からは外海府の海に大野亀,右手には条件が良ければ粟島が見えるそうです.ちょっと休憩にと木のベンチも用意されております.

帰り道に一部ぬかるみがありまして,ここで先程お借りした長靴が大いに役立ちます.このぬかるみに足を取られぬよう,スポーーンと抜けることの絶対ない長靴はマスト・アイテムです.

森の中はというと,まさに想像通り.
“ここなんか住んでますよね”
“トトロ,出て来るよ”
と県職の方.生憎(?)この日は快晴でしたが,雨が降り出すとそこかしこからむくむくぞろぞろときっと現れてきますよ,森の住人たちが.

そんな森を歩き,周りを見渡すと,巨木に奇木が林立しております.

あくまでもねじれて伸びていく木.一度折れた枝からまた根を張り別の一本となり生き続ける木.根元は杉なのにその上にはナナカマドが間借りをするように二本で逞しく共存する木.

人生に疲れたり,壁にぶち当たったり,何かに悩み途方に暮れている友よ!答えはここにありました.

ねじれることによって強度を増し,一度折れてもまた根を張ることによって復活し,一人では出来ずとも力を合わせれば可能となる...

自然を全身に感じながらにわかトレッカーはにわか仙人になり下山致しました.

順調に整備が進めば来年5月には一般公開となるそうでございます.悩んでいる人もそうでない人も森の精に会いにいらして下さいませ.

(追記)

こんな木々達は只今ニックネームを募集中です.以下の要綱(※)をご覧いただき,是非「名付け親」になってくださいませ.

(※)新潟県WEBサイト
「石名天然杉」の遊歩道整備にあわせ天然杉の名称を募集します
http://www.pref.niigata.lg.jp/sado_nourinsuisan/1280260928332.html

2010_1119_1250_31_1←(これが噂の納豆ラーメン!)

佐渡の秘境・外海府は北田野浦(きたたのうら)にあります「お食事処 赤ちょうちん」.これが一部ツウの間で話題沸騰(?)の「納豆ラーメン」800円也!巨木見学の後は,是非ご賞味下さいませ.

と通常のご説明は終わりにし,ここからは本当にこちらの食堂に行ってみようかと思っている方への注意事項です.

ここには看板3人娘がいらっしゃいます.のれんをくぐり抜けると
“何食うかハヨ言え”といきなり.

これは通訳致しますと
“ご注文は何になさいますか?”
の意味ですのでご承知おき下さい.

次に目に飛び込んでくるのは何故か田舎の食堂に必ず張ってあるカレンダーなのですが,ここのはヌード写真のアレです.

次に常連さんの意見を聞き『五目うまにラーメン』を注文すると,
“それもいいけも,納豆美味しいぞ,生卵つきだーー”
と促されるままお連れの一人が『納豆ラーメン』を注文.それがこれです.感想は,
“あっ,これ旨い”
するとおばちゃんすかさず
“そうだろう,テレビで紹介されたんだ”
と次から次へと
“これも美味しいし食え”
と手作りの漬け物・わさびの粕漬け・柿サラダ・シタダミとでるはでるは.

そこへもってきておばちゃんもっぱら下のお話しが大好物で,お店を出る頃にはお腹いっぱい,すべて満腹でございました.おばちゃん有り難うございました.こんな面白おばちゃんワールドを体験したい方にはお奨めです.ただし,品切れ多いのでご注意下さい.
案の定,我々の後からのお客様”おばちゃん,うまに5個”のご注文に”もう草ねえし,別もんにしてくれえ”

【参考1】地図(県有林は石名と和木の中間あたりにあります)

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