真っ赤に燃える太陽だから

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この日の太陽は燃えている,いや,吠えている.

♪ジャランジャランジャランジャランジャンジャン(繰り返し×4)ジャラジャーン ジャラジャーン ジャラジャーン ジャジャジャジャーンジャジャン♪

とボス登場.

「ボス,紀尾井町で発砲事件です」と走り寄るはジーパン.

「ジーパン慌てるな現場の状況を話してみろ」と山さん.

と,わたくしの妄想は“太陽に吠えろ”へと突き進んでいったのでありました.美空ひばりを想像した方,ゴメンナサイ.

マカロニも好きでした.

庭園で“宵乃舞”

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今回で7回目を迎えます【佐渡相川京町・宵乃舞】,今年もご出場の東京『若浪会』の皆様,本番までのお時間,熱心におさらいです.雨が心配されましたが,ご覧の通り快晴とまではいきませんが,踊るには心地よいお天気となりました.

日本海にお着物の“青”が映え,“踊る姿の美しさ”でございます.

若浪会の皆様大変ありがとうございました.来年もお待ち申し上げております.

つつじ咲いてバラ咲いて ~立山見えたアンビエントな朝~

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5月30日朝,思わずカメラを取りに走ったのです.写真ではなかなか伝わらないのですが,くっきりと立山連峰が佐渡の小木半島越しに見られ,何とも不思議な風景でした.

今までに何度かこういう光景は目にしておりますが,この日のは格別くっきり.海の色も濃く,翌日の空模様が実は心配なので有ります.

『雪山が見えた翌日は時化るぞ』と言われております.

2008_0530_0727_37_1↑(俳句とバラの日々!)

♪バラが咲いたバラが咲いたまっ赤なバラが~さあびしかった僕の庭にバラが咲いた~~~♪と気持ちよく唄いきったところで閑話休題.

庭園東屋脇の『烏賊火 [ikabi] 明るし佐渡の月 更に明 [mei]』という誓子句碑はご存じの方もいらっしゃると思いますが,もう一つ,敷地入り口の門標の裏にもこの『大佐渡の青嶺 [aone] はすべて海に落つ』という誓子の句の石盤が掲げられています.その前で咲き誇る薔薇も是非ご覧あそばせ.

2008_0530_0725_27_2↑(むきやうさみふはなかしし!)

旧暦五月(皐月 [satsuki])に咲くことに因む【さつき】はつつじ科で,【皐月躑躅 [satsuki_tsutsuji]】を省略した呼び方だそうです.杜鵑花 [hototogisu] が鳴く頃に咲くことから【杜鵑花 [satsuki]】という表記もあるようです.

陰暦の月名を『無興三味婦鼻が獅子』と我山先生から教わったことを,ふと思い出しました.

この名付けて“サツキの小径”は貸切露天風呂へと続く道,この道を行きますと左手に【山口誓子句碑】が見えてきます.

貸切露天風呂につかり,漁り火を眺め,潮騒の音に耳を傾け,ここで一句というのもなかなかオツなものでございます.『ちょいとひねり』にいらしてみてください.

新潟県旅館組合創立50周年記念式典

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5月21日,月岡温泉・ホテル清風苑に於いて開催された『新潟県旅館組合創立50周年記念式典』で,【新潟女将の会】の皆様とご一緒にお手伝いをさせていただきました.

野沢幸司理事長が,観光業・旅館業に携わり功績を残された方,功労された方,或いは観光発展に努めた地域の方々へ表彰状を授与していらっしゃいます.

新潟・佐渡が魅力有る観光地となりますようにと強く願い,新潟県旅館組合は次の50年をまた歩み始めたのでありました.

若女将交友録その17・松原智恵子様

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松原様もこの日は出番まで少しお時間がおありということで,ロビーでご一緒させていただきました.

役者さんは皆様アクティブといいますか健脚といいますか,移動手段の基本は“徒歩”なのですね.本当に歩くのがお好きでらっしゃいます.

丁度エキストラの方がボランティア・ガイドさんで,金山やら奉行所やらを案内してくださったとかで,「とても楽しかったのよ」とお話しされておりました.

皆様空き時間を無駄にはしません.しっかりと佐渡を楽しんでらっしゃいます.

松原様ありがとうございました.

(追記)松原さんと言えば,演出:久世光彦,脚本:向田邦子のTBSテレビドラマ『時間ですよ』の,松山英太郎演ずる“松の湯”の長男の嫁役を真っ先にあげてしまうわたくしはいったいいくつでしょうな感じではございますが,この日,たまたまビデオ録画した昭和40年代の映画『骨まで愛して』に,若き日の渡哲也さんと松原智恵子さんが共演なさってましてビックリしました.松原さん,今でも本当にお若いですね.

若女将交友録その16・松澤一之様

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松澤様,この日はご自分の出番まで少しお時間があるとのこと,ロビーでお話しをさせていただくことができました.

「実は,加藤健一事務所にいた仲間が『夢の遊眠社』に入りまして,『半神』とかやってる頃によく観に行っておりました」

と昔を懐かしんでお話ししましたら,松澤さんもその頃のお話しやお芝居のお話しやら気さくにお話し下さり,いつのまにやら話題は旅館や観光に至ったりで,すごく真面目にいろんなお話しができまして,とても有意義な一時でした.

加藤事務所の一年先輩に,那須佐代子さん(前々回のNHK朝の連続テレビ小説『どんど晴れ』の仲居役で出演しておりました)がおりまして…」

とお話ししましたら,松澤さん,「この間,彼女には会ったばかりだなー」と.世間は広いようで狭いものです.“あーーーー,また舞台,観に行きたい”と強く思った次第でございます.

松澤様ありがとうございました.

若女将交友録その15・中村梅雀様 w/ 西川忠志様

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5月8日より8日間のスケジュールでTBS『月曜ミステリー』撮影隊の皆様にお出でいただきまして,ホテル吾妻は大賑わいでございました.

今回は館内での撮影も多く,わたくし深見聖子も,なんとホテルの女将役台詞付きで念願の“女優デビュー”です?????

怒濤の8日間が過ぎ,これはご出発の日にお願いした写真です.これからまだ撮影も最後の追い込みとのことで,おふたかたとも“衣装”のままです.

何はともあれとても貴重な体験をさせていただきましたこと,皆様に感謝申し上げます.

SANYO DIGITAL CAMERA↑(舞台裏!)

“バイジャコ”様とバックステージで.ジャコ・パストリアスばりのベース・プレイで,会場を大いに沸かせて下さいました.

実はこの前々日に,梅雀さんと,友人でボーカリストの遠藤僧侶そしてウチの宿六で,密かに【打ち上げオンステージ】を企画し“何やりましょうか?”などと練習をしていたのでありました.撮影後のお疲れのところ,我ら素人の戯言にお付き合いいただき,梅雀様には本当に感謝でございます.

で,撮影最終日の夜は撮影が延びて大変お疲れだったと思いますが,余興のステージの幕が開くや,皆様,流石に盛り上げ方もお上手,即席“梅雀さんバンド”への声援かまびすしい…

そして私はかぶりつきで,メイクの方と「あれ,旦那なんですよー」
「えっ,どっち? ウソでしょ」とかなんとか言いながら,ビデオを回しておりましたら,
「はい,そこでアップ,はい,引いてパーンして,はい,またアップ」などとご指導いただき,その通りに撮りましたところ,なんとなく今までにないビデオ撮影ができてしまいまして…

と,こんな案配でいちばん楽しんでたのは,実はア・タ・シ?

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“おけさ華の乱2008”に乱入!

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今年もやって参りました.『鼓童』の皆様であります.例年,“さくら祭り”とか“おけさ祭り”とか称しておりましたお花見シーズン到来&春たけなわを祝福する相川地区のイベントでございますが,今回は“おけさ華の乱”と銘打ちまして,【道遊坑】が新規公開になりました佐渡金山周辺を舞台に4月19日・20日と二日間にわたって開催されました.

昨年は,雨は降るやら風は吹くやらで,体育館での見学となってしまいましたが,それはそれで大変結構なものでございました.

今年は佐渡金山の桜は満開.ライトに照らされ幻想的な桜の下,鼓童のプレイヤーによる太鼓・剣舞そしてトークと,盛りだくさんな趣向に時を忘れ,昨年同様またも仕事(お酒の振る舞い)を忘れ見入ってしまいました.

鼓童の皆様,今年もありがとうございました.来年も宜しくお願い致します.美佐渡会 [misatokai] の渡辺会長はじめ女将さんがたも遠方各所より応援に駆けつけてくださいまして誠に有り難うございました.そして何よりも,見にお出で下さった沢山のお客様に感謝です!

シリーズ【古いアルバム】 ~俳人・山口誓子氏との一枚~

山口誓子吾妻玄関にて

♪♪古いアルバムめくり“ありがとう”ってつぶやいた♪♪ 鼻歌交じりに写真整理をしておりましたらこんな写真が出てまいりました.一体いくつの時の写真なんでしょうか?とても時代を感じるTシャツとGパン,おまけに昔は“少年だったのか”みたいな写真なんですけど.

えー,わたくしのことなどはさておきまして,山口誓子様でございました.おそらく庭園東屋脇にあります石碑の除幕式にいらした折,写したものではないかと思いますが,いずれにしろ懐かしい写真でございます.

当館に逗留された折に詠まれた二句,“烏賊火明るし佐渡の月更に明”と“大佐渡の青嶺はすべて海に落つ”は石に刻まれ,現在も当館庭に佇んでおります.

世界遺産登録に向けて ~佐渡金山の“道遊坑”が公開されました~

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4月より佐渡金山の“道遊坑”が公開されまして,わたくしも早速行って参りました.

坑内へ入りますとそこには不思議な空間が広がります.歩きながらタイムスリップ・トンネルへ迷い込んだような,何とも面白い空気が流れております.

そこへ現れるのが,その昔金鉱を山積みにしトンネルを走り抜けていたトロッコです.金鉱はそのトロッコに積まれトンネルを抜け,地上を走り海岸まで運ばれていたそうです.

祖父は海岸を散歩しつつ,いつも鉱石を拾い集めておりました.金の含有が微量な鉱石は海岸に残されていたとか.その鉱石は今何処へ? どうやら芸者さん達にあげていたとかいないとか

といった話を思い出しながら坑道を歩くこと5,6分.「トンネルを抜けるとそこは春爛漫であった」道遊の割戸を背に桜の花が見事に咲き誇っておりました.

タイムスリップはトンネルを抜けてからもまだ続きます.近代になってからもまだ活躍し続けた機械が陳列されております.

【宗太夫坑】と【道遊坑】とを併せて見学しますと,江戸時代から昭和までを一時間で走り抜けたような,何とも不思議体験ができます.皆様も是非タイムスリップしにいらしてくださいませ.

SANYO DIGITAL CAMERA↑(道遊坑のトロッコ!)

道遊坑に展示されているトロッコ.平成元年まで使われていたそうです.

SANYO DIGITAL CAMERA↑(工作工場!)

オイルの匂いやらなにやらで機械好きには堪らないかも知れません.