悩みの種から花は咲く 〜来年の必勝を祈願して〜

お祝いの300個の風船リリースをお手伝いしましょっと佐渡市役所前へ向かいます.そう今日は2019年度世界文化遺産国内推薦発表の日.朝からわくわくそわそわ期待と不安で胸が一杯な時を過ごしていたわけであります.

発表の午後4時ジャストに到着し,車を降りるやいなや目の合った知り合いの佐渡市の職員さん.胸元の手がエックスのサイン...何が起こったのかを悟るのにそう長い時間はかかりませんでした.

文化庁は再来年の世界文化遺産への登録を目指して大阪府の「百舌鳥(もず)・古市(ふるいち)古墳群」を日本から推薦することを決めたのでした.大阪府は今回が4回目のチャレンジでした.

今年3回目の挑戦となるわれらが「金を中心とする佐渡鉱山の遺産群」ですが,文化庁は推薦を見送った理由について「世界中に鉱山があるなかで佐渡の価値が何であるかを今一度整理すべき.特に鉱山技術と鉱山を支えた社会の在り方について説明がまだ不十分と判断した」としています.

「佐渡の価値」ですか...いろいろ考えなければなりませぬ.

でも昔から「悩みの種から花は咲く」と申します.大阪府も審議会から指摘された課題の解決に向けて取り組んで来たからこそ今回の推薦を勝ち取ったわけでありまして.

佐渡は来年再度チャレンジすることになるわけですが,この一年をかけて指摘された課題をひとつひとつ解決していけば,やがて大きな花を咲かすことができるものと信じております.来年の今頃勝利の美酒に酔うことができるよう島民一丸となって取り組んで参りますので皆さま応援よろしくお願いいたします!