ジョイント演奏会

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9月29日長岡より琴美音会 [kotomine_kai] 様に御来館頂きました.

ホテルの前にバスが到着するなり,皆様スゴイお荷物,そうでした,今晩は当ホテルにて演奏会が開かれるのでした.

夕食も済みそろそろ演奏会の始まりです.とそこへいらしたのは,陶芸家であり,オカリナを創り演奏もなさっている城南窯の池田脩二様ご夫妻です.琴美音会で大正琴やギター,ウクレレの指導をしてらっしゃる畑山様と池田様とは旧知の仲とのこと,そうしたご縁で,昼には城南窯でオカリナコンサートが催されそのお返しにと池田様ご夫妻が招待されたとのことです.

さてさて,演奏会の始まり始まりであります.皆さん大変真剣に楽器に向かってらっしゃいました.楽曲は童謡有り懐かしの演歌有り思わず一緒に口ずさんでしまった「瀬戸の花嫁」有り,そして女将さん一曲どうですかと佐渡おけさを演奏してくっださったりと本当にバラエティーに富んでおり楽しい一時を過ごさせて頂きました.

圧巻は「月の砂漠」の演奏半ばでしょうか,それまで聞いていらした池田さんがすくっと立ち上がり突然オカリナを吹き始めたのです.演奏してらっしゃる皆様からも「オーウ」と感嘆の声が上がりました.かくしてこの日の演奏会は大正琴,ウクレレ,ギター,フルート、歌そしてオカリナのジョイントコンサートとなったのであります.本当に楽しく,気持ちの良い一時を過ごすことができ感謝でございます.音楽っていいものだなーとつくづく感じた夕べでした.

佐渡観光シンポジウム

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9月25日,佐渡のホテルにて国土交通省総合観光政策審議官・柴田耕介様をお迎えして観光シンポジウムが開催されました.

 

その中で審議官はこうおっしゃっておりました.「今日のお昼,佐渡金山世界遺産登録運動に励んでいる相川小学校6年生の女の子達からこんな言葉を聞きました.『発信・環境・夢』これは正に我々が今進めている観光政策の基本と一緒の考え方です.」と先ずは嬉しい一言を頂き,続いては北陸信越運輸局長・有馬一馬様のお話を伺いました.

“ビジット・ジャパン.キャンぺーン”に関するスライドの中に台湾観光親善大使である林志玲(リン・チーリン)さんの姿を見つけ,懐かしく2年前の冬を思い出しました.林さんは台湾で大変人気のある女優さんとお伺いしておりました.そして台湾は温暖で雪が珍しいとのことで,早朝当館の庭先にある貸切露天風呂に入っての撮影… 浴衣姿で雪の中ふるえながら頑張っている姿を拝見し,何処もプロとはスゴイものだと感心したものであります.

佐渡も少しづつではありますが外国からのお客様も増えております.ある夏の日の出来事です.お友達が佐和田ビーチで浜茶屋を開いていたので,そこへ遊びに行っていた時のことです.一人の外国人がいらしたので,“どちらからですか?”と尋ねましたところ“イギリスから来て日本全国を1ヶ月かけて回っている”とのこと.その中で何となくふらっと立ち寄ったのが佐渡だそうです.ところが来てみるととても居やすく,つい旅行の日程を変更し二週間佐渡に居ることにしたとのことでした.そこで“日本で1番印象に残っているところは?”と質問しましたら,彼はニコッと笑って“もちろん佐渡だよ”と答えてくれました(ところで,観光シンポジウムはどこへ行ってしまったのでしょうか?激しい脱線失礼致しました).

続いては実際に佐渡で暮らし佐渡のことを考え実践していらっしゃるお二人からお話を伺いました.

鼓童文化財団事務局長菅野敦司様のお話からは,これからの佐渡の進んでいく方向の一つが示されたような気が致しました.現在建設中の『佐渡太鼓体験交流館』は佐渡の芸能文化を知って頂くためには最適な場所になりそうです.修学旅行に限らず“企業研修,大学の合宿,外国人向け伝統文化体験”等々あらゆる事が考えられ面白くなりそうです,佐渡ヶ島.

最後に循環の島研究室代表十文字修様から電動自転車のお話を伺いました.佐渡の一周道路は210Km.佐渡へいらしたことがある方はご存じと思いますが,島とはいえ大変広いのであります.ところが島内の公共交通が少なく,御来島頂いたお客様には大変ご不便をお掛けしているのです.そこで今回の電動アシスト自転車による社会実験になったとのこと.排気ガスを出さずゆっくりと佐渡観光が楽しめるとあってはこの島にぴったり,早速私も乗ってみなければ!

と大変楽しく拝聴しましたシンポジウムも終了し,何となく自分なりに考えていた“佐渡のかたち”がおぼろげながら見えてきた気が致しました.

EC2006 〜タマンゴ・アーバン・タップ〜

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皆様,大変ご無沙汰いたしております.残暑厳しい折,いかがお過ごしでございましょうか.

2ヶ月ぶりの更新となります今回のテーマは,佐渡ヶ島ごとの伝道師としての生命を懸けてご紹介させていただきます夏行事「アースセレブレーション」でございます.

アースセレブレーション,直訳で「地球祝祭」ですが,毎年お盆明けの金・土・日(今年は8月18・19・20日)と3日間にわたり南佐渡・小木で開催される,和太鼓集団・鼓童の主催する総合芸術イベントです.世界各国から「民族系」の音楽家が招かれ,鼓童と合奏するのが最大のウリでございまして,今年はギアナ出身のタマンゴさんが「アーバン・タップ」のメンバーとともに出演されます.外国人観客数の多いのも特徴で,全体の3割がガイジンさんという,まさに多国籍不思議空間でございます.

英国風一人漫談に因んで「フリンジ」と称される周辺行事もございまして,地元の楽団の公園でのセッションや,各界の専門家を招いてのワークショップ,また国内著名音楽家の公民館でのライブパフォーマンスなど盛りだくさんです.

情熱的な佐渡ヶ島の夏を是非ともお楽しみ下さいませ.

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お散歩

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あいかわ幼稚園の皆さんが「お散歩」で当館を訪れました.遊歩道伝いに海岸へ降りていく後ろ姿があまりにもカワイイものですから,3階から撮り下ろしました.

★Char – Osampo

佐渡國相川ひなまつり – あら,おひな様がいない編

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昨年2月に「花の会」なる会が佐渡相川に発足しました.それぞれのおウチに伝わるおひな様を飾って皆様に見ていただこうと有志が集まって始めた会です.ホテル吾妻も参加させていただこうと思ったのはいいのですが,飾るおひな様がイ・ナ・イ…

「そんな馬鹿な!おたくは三姉妹でしょ?」
「はい,間違いなく3人ともオンナです.」

「まあー」と嘆息.そうなのです,ウチの親は毎日毎日夕暮れまで裸足で駆け回っている3人の姿を見て,きっとおひな様を買い忘れてしまったのでしょう.

と言うことで,花の会様にご尽力いただき,大切なおひな様を某所よりお借りして無事“佐渡國相川ひなまつり”へ参加の運びとなりました.今年は参加者も増え30カ所での展示が予定されています.更に花の会の方々が町の中にお茶屋さんを開設するそうです.こちらもまことに楽しみです.

今年は2月25日から3月19日まで開催しております.今回は足を運んでくださる方々にお風呂も愉しんでいただこうと各ホテルで温泉入浴も企画しております.
(入浴は有料でございます.ご容赦下さいませ.)

皆様のお越しをお待ちしております.

(参考)
佐渡國相川ひなまつりマップ,ココからダウンロードできます.

(次回予告)
佐渡國相川ひなまつり – 町の檀那衆活躍編

中日新聞(夕刊) – 2005年10月12日号

中日新聞20051012_m

10月12日付け中日新聞(夕刊)の広告記事「がんばってます!!にいがた・ありがとうキャンペーン」の「ぜひ新潟へ!旅館の女将がご紹介します。」に,月岡の泉慶さん,瀬波の汐美荘さんとともに出させていただきました.

「拝啓 中越地震より早一年,穰る稲穂に自然の摂理を実感いたします.先ずは多くの皆様から頂きました励ましのお心に深く感謝を申し上げます.『仲秋や漁火は月より遠くして』 山口誓子が詠句した七千有余坪の庭園で豊かな自然を愛で,日本海に沈む夕陽を肴に一献傾けてはいかがでしょうか.佐渡へのお越しをお待ちしております. 敬具」