若女将交友録その23・ドナルド・キーン様

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日本文化を欧米へ紹介し数多くの業績を残しておられます米コロンビア大学名誉教授ドナルド・キーン博士においで頂きました.

能楽の大成者・世阿弥の佐渡配流ゆかりの寺,泉地区(旧金井町)にあります正法寺 [SHOUBOUJI] での講演会は,わたくしは残念ながら行くことがかないませんでしたが,多くの聴衆で本堂があふれんばかりだったと,運転手役を買って出た宿六から聞いております.また車中では都合4時間にわたって第二次世界大戦までの通史を特別に講義して下さるなど僥倖に恵まれたと,とても興奮しておりました.

「ライシャワーさんはもしかしたらワタシのことがあまり好きではなかったかも知れません.」「川端(康成!)さんや三島(由紀夫!)さんと交流を持てたのはラッキーでした.」「寂聴さんは同い年で,とても仲良しです.」ひとことひとことが凄すぎます.

「佐渡は大好きですよ」と仰るキーン先生,いつまでもお元気で,そしてまた佐渡へ是非お越し下さいませ.

正法寺ろうそく能とドナルド・キーン博士講演会

■ 正法寺ろうそく能とドナルド・キーン博士講演会

能楽の大成者・世阿弥の佐渡配流ゆかりの寺、泉地区・正法寺 [SHOUBOUJI] で米コロンビア大学名誉教授ドナルド・キーン氏の講演会と『ろうそく能』が開催されます.

—記—

◆と き:平成21年6月27日(土)
17:30会場・18:00開演
◆ところ:正法寺・本堂
(両津港から車で約20分
最寄りのバス停「泉」から徒歩約5分)
◆料 金:一般席 3,000円(入場定員があります)
◆講 演:「世阿弥と鵺(ぬえ)」
講師:米コロンビア大学名誉教授 ドナルド・キーン氏
◆能演目:「鵺(ぬえ)」
監修:人間国宝 本間英孝氏

主催 佐渡の能を織る会
共催 佐渡観光協会・金井いきいき塾
後援 佐渡市教育委員会,他

日々精進に励む佐渡の斯界のひとびとが570年前の師を忍び舞う敬虔な一夜の奉納能です.

詳細はパンフレットをご覧下さい.

★チケット問い合わせ
佐渡の能を識る会 0259-63-3181
(社)佐渡観光協会 0259-23-3300
同協会中央支部 0259-55-3589

ビールとテレビは“生”がいちばん

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「東北電力 PRESENTS 月刊・元気一番生テレビ」(ミヤギテレビ・青森放送・テレビ岩手・秋田放送・山形放送・福島中央テレビ・テレビ新潟のNNS7局ブロックネット)の生中継にちょい出演,私め,「佐渡料理」の紹介コーナーでお話しをさせていただきました.

片岡鶴太郎様,内山信二様,そしてスタッフの皆々様,本当にお疲れ様でございました.

SANYO DIGITAL CAMERA↑(料理の準備!)

当館調理陣総出,ADさんのリクエストに応えます.

SANYO DIGITAL CAMERA↑(収録直後!)

鶴太郎さん,内山さんらを囲んで記念のグループショット.

SANYO DIGITAL CAMERA↑(スタッフの皆さんのおかげです!)

「テレビは見るものですね」と大野部長さん.お気持ちわかります.小林さん,吉田さんほか番組の作り手の皆さん,本当にお疲れ様でした!

ハバロフスク取材班

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ハバロフスクから雑誌社の取材でコンスタンチン様,ラブリン様,そして通訳のマリーナ様,JTBインバウンド誘客事業部の天田様にお越し頂きました.

お二人が編集長をされているそれぞれの雑誌は,あらゆる情報を掲載しており,もちろん読めるわけはないのですがとてもオシャレな雑誌でございます.

そこに,今回取材した【新潟・佐渡ヶ島旅情報】が掲載されるとか,大変楽しみでございます.

楽しいことは,言葉はわからなくても感覚で通じ合うものですね.

(日露)戦争の話,宗教の話,預言者の話やら色々多岐にわたり,ラブリンさん曰く
“世の中いつ何時何が起こるかわからないのでこうして食べられるときにはしっかりと食べておくのです”
とお料理もすっかり平らげて下さいました.はたまた,
“学生時代飲むときには10リッターのビール樽+2用意しました”
“プラス2とは何ですか?”
の質問にラブリンさん嬉しそうに,
“もちろんウオッカ2本です”

会話も弾み,食も進み,お酒もグイグイ飲み干し,またついついおそーくなってしまいました.この写真も夜警さんに頼み撮ってもらったのであります.

あれやこれやで日露交友の夜も更けていったの巻でした.

Modern Jazz Quintet in 北沢選鉱場 of 佐渡金山

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“乱入せしはどこぞのフォリナーか”と思いきや…

左から,マイク・ザカナックさん(トランペット),パトリック・グリンさん(ベース),ジョン・エスクリートさん(ピアノ),そしてサイモン・コズグローブさん(サックス)の4名が,昨日北沢選鉱場の聴衆を沸かした噂のモダン・ジャズ・クインテット,“SC-JE Alliance”の皆さんです.

ドラムの今泉総之輔さんは,あまりにパワフルに叩きすぎたのか,今宵のライブに備えて“静養中”とのことでした.

私は残念ながら行けませんでしたが,大変素晴らしい演奏だったと連れ添いから聞いております.

世界遺産登録を目指し“北沢選鉱場”での音楽を通じて佐渡金銀山をもっと知ってもらおうと,これからもどんどんとコンサートが企画されています.4月には同会場で狩野泰一さんのパフォーマンスが聴衆を魅了したばかりでした.

当館ロビー脇に展示してあります野村蘭作の練習舞台の“松”が目に止まったサイモンさん,「アノ,ノムラランサク?」

聞けば,英国ケンブリッジ大学在学中に日本でのホームステイを経験し日本語も大変ご堪能,能楽の資料の翻訳にも携わったことがおありとのこと,ナルホド恐れ入りやした.“ホーキング博士,見タコトアリマスヨ”

この次佐渡へお越しの際は是非是非“サンセット・ビーチ・コンサート”もお願いします!

SANYO DIGITAL CAMERA↑(北沢選鉱場!)

この廃墟感がたまりません.野外会場のジャズ系,クラシック系の音響としては,おそらくここが佐渡でいちばんでは?!

若女将交友録その22・花角英世様

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花角英世様とご家族の皆様においでいただきました.

花角さんは佐渡ご出身.昨年10月発足,ヴィジットジャパンキャンペーンを牽引する観光庁国土交通省からご出向しておられる観光行政のエキスパートでいらっしゃいます.

前の晩は“宵乃舞”のご見学.そして朝,ご出発前にお話しをしておりましたら,お母様はウチの宿六と同じ沢根ご出身でらっしゃることが判明,ついついお引き留めし佐渡話に花が咲いてしまいました.

十年ほど前,高女の同窓会でお出で頂いたことや,二代目宮田藍堂とお父様が懇意にしていらしたこと等々話は尽きず,ついつい長々とお引き留めしてしまいましたことこの場を借りてお詫び致します.

二代目藍堂のご子息で三代目藍堂の弟,藝大学長宮田亮平氏も沢根ご出身.花角さんも近々宮田さんにお会いするとかで,得も言われぬご縁を感じます.“沢根は偉大だァーッ”宿六も思いがけない“沢根繋がり”にことのほか嬉しそうでございました.

ご縁を結ぶことの大切さをしみじみ感じております.楽しくお話させていただきましてほんとうにありがとうございました.

若女将交友録その21・小島隆様 w/前田雅裕様

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小島隆様,前田雅裕様,そして三名の日本交通公社時代のお仲間の皆様にお越しいただきました.

小島さんはJTBの元新潟支店長.新潟県観光企画監時代には行政官の立場で観光に関する様々なご指導をいただきました.現在は新潟県議会議員として活躍されています.

昨年9月に国土交通省が【観光地域プロデューサーモデル事業】を実施,初代“プロデューサー”に選定された前田さん.地元関西の大学で講師も勤めておられましたが,佐渡へ単身赴任,長年培った旅行業のノウ・ハウをもって佐渡観光の新しい道を模索していただいております.

皆様なんと同期入社組ということで,この日は旧交を温め美味しいお酒を酌み交わして頂けたのであれば何よりでございます.同年代でも同世代でもなく,「同期」「同級」ってなんでも言い合える感じがしてとてもよいですね.

還暦は無事クリアされたということで,皆様の末永きご多幸,特にご健康をご祈念申し上げます.

ぱーぷる様

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携帯小説家・ぱーぷる様にお越し頂きましたってのっけからすいません.2年ぶりにまたこうして寂聴様にお会いすることが出来とても嬉しくついはしゃいでしまいました.

いつもいつも思うのですが,お会いするだけで不思議とすーっと気持ちよくなるのは何故なのでしょう.

また,起こし頂ける日を楽しみにしております.感謝.

【恒例】佐渡ロングライド2009・鶴見様&お仲間と記念撮影 ~翌日はやっぱり晴れました~

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今年もまた,お迎えすることが出来ました.

鶴見さんチェックインするや

“僕のバイク届いてますよね”
一瞬凍ったスタッフ達.

“少々お待ち下さい”
と何処を探してもご友人のバイクしか見あたらない…

あんなに大きなモノを見逃すはずもなく
“まだ届いてないようですので,宅配会社に聞いてみます”
と,電話して暫し待ちます.

返ってきた宅配さんの返答にスタッフまたも凍り付く…
“お調べしましたところ,今,群馬を走っております”

結局,最終の船に乗って鶴見さんのバイクは23時過ぎに到着いたしました.

明日みんな早いからお部屋へは連絡せぬようにと,お一人ロビーでご自分の愛車をお待ちになっていらしたようです.流石,常に気遣いの鶴見さんです.

それからご準備にかかり,結局お休みになったのは夜半をとうに回っていたとか.いやはや,とんだハプニングに見舞われたのであります.

そして,当日は生憎の雨模様.

で,翌日はやっぱり快晴.

“今年は,応援に回ります”
と,大会には出場されなかった鶴見さんと他の応援組の方々,やっぱり愛車に乗らずには帰れないと,その晴れた空の下,大佐渡スカイラインまで御朝食前にひとっ走り…って,ロングライドよりきつくないですか.

実は今年の秋に『ヒルクライム』と称して自転車で起伏の激しい大佐渡スカイラインを走る大会が開催されるのです.

すっかり自転車ずいている佐渡ヶ島,
《自転車大好き人よ佐渡ヶ島に集いましょうぞ》

ということで,来年こそは晴れますように.てるてる坊主を用意してお待ちしております.

鶴見様そしてご友人の皆様,今年もありがとうございました.

若女将交友録その20・河野治彦様ご夫妻 w/坂巻健太様ご夫妻

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新潟県産業労働観光部観光局長・坂巻健太様ご夫妻とそのご友人でキューバ在住パーカッショニスト河野治彦様ご夫妻にお越し頂きました.

本県の観光行政をリードされる坂巻局長,以前機会あってお話させていただきました折り,“カミさんがキューバに留学…”と仰っていた,その“キューバに留学…”の部分がどうも忘れられず,「なぜキューバなんだァ-ッ?!」という疑問がその日以来私の頭の中を幾度も幾度もかけずり回るのでありました.

そして「なぜキューバなんだァ-ッ?!」の謎が,何ヶ月も持ち続けたこの度,ついに解けるのであります.奥様にはご迷惑だったかも知れませんが,しつこく質問をしてしまったのはこういう訳だったのです.

その答えは“エスパニョ~ル”

そう奥様は“スペイン語”の専門家で大学の先生.スペイン本国留学後,さらにヒスパニック文化を探求するための《キューバ》だったわけであります.

留学時代,現地でご縁があったのが河野様ご夫妻.今回は村上龍プロデュースの恒例“キューバン・ナイト”にご出演のため来日,はたまたそのご縁は,局長が本省から出向中の新潟県,そして佐渡ヶ島へと繋がったのでございます.

『キューバ』と言えば,葉巻ラム酒カストロチェ・ゲバラ,ケネディ=フルシチョフのキューバ危機ブエナ・ビスタ・ソーシャル・クラブと,知ってるものを全部あげてもこの程度,何とも貧困な発想というかアタマで,どーもスミマセン.

後日,中谷巌さんの著書を読んでおりましたら,まさに河野さんの奥様がお話ししてらした“素晴らしい医療環境”に関して書かれてあり,更に合点がいった次第であります.

実はキューバでは,なんとも驚いたことに医療は全て無料.すなわち,老いも若きも富める者も貧しき者も平等にその高度な医療を受けることができるのだそうです.マイケル・ムーア監督もこのことを映画にしております.

さらに教育も,意欲と学力があれば大学まですべて無料.曰く『キューバの人々は皆貧しいけれど,とても幸せです.そして皆が明るく親切です.』 キューバへ行ってみたくなったのは私だけではないはず… 「なぜキューバなんだァ-ッ?!」の謎が解けてナットク,やっと夜寝られそうになっただけでなく,キューバの見方が劇的に変わったのでございました.

素敵なご縁を結んでくださいました坂巻様奥様,本当にありがとうございました.お酒が決していけなくはないわたくしは,ハバナ・クラブ15年の芳醇な味わいにも感激しております.赤いコンガは次回まで大切に使いつつお預かりいたします.

そして河野様奥様,今度は是非“キューバでお会いしましょう”

(【若旦那・若女将の遣欧使節団】につづく)

若女将交友録その19・ジャガー横田様・木下博勝様ご夫妻

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ジャガー横田様,木下博勝様ご夫妻においでいただきました.

いつもテレビで拝見しているお二人そのままの“あの会話”が目の前で見られる,と悠長なことは言ってられず,そのお二人の絶妙な会話にいつ入ってよいのかおろおろしたまま,とても変なタイミングでまたしてもおとぼけぶりを発揮していたようでございます.

その様子も『宿六』にて流しっぱなしでございます.

それはともかく,木下様,横田様,大変ありがとうございました.