励風館の修復

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3月19日と26日の両日,沢根五十里(旧佐和田町)にある「励風館」の修復整備作業に,当館から若女将,名畑翔,そして宿六(望の傍系末裔)が参加しました.

励風館 [reifuukan]は江戸時代の末に建てられた私塾で,佐渡奉行所内にあった官学の「修教館」より設立が5年早く,これが当時の官憲の不興を買ったと言われています.創始者は矢島望 [yajima_bou](またの名を矢島主計 [yajima_kazue]),江戸から大儒・亀田鵬斎 [kameda_bousai](折衷学派)が来島し論語や経史を講じました.

この励風館も昭和40年代に復元されてから40年近く経過し,傷みもだいぶ激しくなってきました.そこで励風館保存会(代表・中川修氏)をはじめとした有志が集まり,生い茂った竹を伐採したり,周辺の清掃をしたりしました.

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